熱流体とは

液体内の加熱された部分は膨張し密度が小さくなって上昇する。
そこへ周囲の低温の流体が流入して熱の移動が行われる。伝熱現象。

熱処理工程ではワークのセット方法やクリアランスにより流体温度が変化するため、ワーク品質に大きく影響します。
熱処理において冷却速度は何で、どのように冷やすかがとても重要となります。
焼入れの冷却には扇風機、水冷、油冷、空冷、ガス冷などの方法によって冷却速度が変わり、品物の配置や間隔によっても温度差が生じます。
流体解析では、流体の流れ(液体、気体など)を可視化ができます。冷却油などの流れや品物の配置による品物の温度差を表します。

熱流体解析とは

気体や液体の流れを可視化し、流速・圧力・温度分布などの変化を解析する技術のことである。

  • 熱流体解析事例1

  • 熱流体解析事例2

熱流体解析のメリット

  • ・開発期間の短縮
  • ・試作や試験コストの削減
  • ・実際の試験ではできない極端な条件下での検討
  • ・実測が困難な挙動の計算が可能
  • ・設計品質の向上
  • ・流体の流れを可視化できる