もともと営業がやりたいと思っていまして、住宅関連の企業にも内定を頂いていたのですが、東陽は工具の商社として日本一の企業。せっかく営業を担当するのなら、「日本一」の企業でやってみたいなと思い、そちらをお断りした上で東陽を選びました。

毎朝、9時半ごろからお客様の工場を2軒ほど回ります。午後いったん帰社したら、インサイドセールスのスタッフに注文内容を伝え、それからまたお客様のところに回るというのが大まかな1日の仕事です。納品、受注と、ほとんど出ずっぱりですね。
まずはお客様の工場をひと回りです。最初の頃は先輩に相手の方を紹介してもらったり、伺っても天気の話ぐらいしかできない時もありましたが、毎日足を運ぶ中で、お客様のどなたが何を担当されているかも分かってきましたし、先方も顔と名前を覚えてくださって。そうなってくると、顔を見せることで、「あ、そうそう」とか「そういえば」なんて、お客様のほうから声がかかるようになってきます。世間話をするだけの時もありますが、その中で色々見えてくるものもあるし、とにかく顔を見せて挨拶だけはして回りますね。
日々の納品、受注だけじゃなく、時々お客様が急ぎで必要なものも出てきます。例えば通常だったら納品に1~2日かかる商品を、どうしても当日に欲しいとか。そんな時に、メーカーさんに掛け合って何とか当日に届けてもらったり、時と場合によっては自分でメーカーまで取りに行ったり。浜松まで自分で取りに行ったこともありますよ。大変ですが、お客様が困っている時に、自分が力になれて、「ありがとう!」と喜んでもらえる時が一番嬉しいですね。「よくやってくれたな」って思って頂けると、だんだん、お客様のほうからリクエストしてくれるようになる。自分が動いた分だけお客様も評価してくれるようになりますね。
中・高・大学と、ずっとハンドボールをやっていましたが、学生時代って結果よりもむしろ「どれぐらい頑張ったか」という過程を評価されることが多かったんですね。でも社会人になったら、頑張りはもちろんですが、結果ありきになる。お客様や上司に話をする場合でも、まずは結論、それから状況や必要なものなど、筋道を立てて説明することを学びましたね。

商品に関する知識は、メーカー主催の講習会に行って勉強することもありますが、やはり何といってもお客様のところで現場を見るのが一番。ラインはどうやって動いているのか、これはどうやって削るのか……。お客様にしっかり張り付いていれば、自然と覚えていくものです。そうするとお客様に何か聞かれたことに対しても、「調べます」ではなく、すぐに解決方法の話ができるようになってくる。仕事の効率もよくなってきましたね。
もちろん失敗はないほうがいいのですが、誤って納品したりや納期を遅らせてしまったものなどは特に早く覚えます。そういう時はお客様のところに行きにくいものですが、そういう時こそ足を運んで挨拶したほうがいい。そういう自分の失敗からも学ぶこともありますね。
これまでは工具を中心に扱っていたので、まだ1台何百万もするような機械はほんの少ししか扱っていませんが、これからどんどん金額の大きな物件を手がけていきたいと思っています。大きな金額の物件を手がけるということは、お客様からの信頼が必要になってきます。そのためにもボルト1本から真摯に運ぶ精神を忘れないこと。小さな積み重ねがどんどん大きくなっていくんだと思います。


